地中海沿岸、カナリア諸島の原産で1〜2年草や宿根草、多年花木といろんな性質のエキュウムがあります。
花は主に5月頃に咲き始めます。


エキュウム
   について

(写真、ジュエリータワー)
 エキュウムの育つ環境はとても湿気を嫌います。日当たりの良い場所で風通しの良い、雨のあたりが少ない場所がよいようです。
育て方の説明はジュエリータワーを中心に紹介します。
☆は鉢での育て方を紹介していきます。
★は大鉢での育て方を紹介していきます。
△は露地に植えての育て方を紹介します。
■鉢植えと露地植を併用しながらの育て方を紹介します。
苗について

(写真、グランブルー)
グランブルーの苗は1年生の苗と2年生の苗があります。グランブルーは比較的育てやすく、2年生〜3年生位から花を付け始めます。この品種は多年草です。強い霜や強い北風のあたる場所は適しませんので冬は移動できるように鉢植えが良いでしょう。 
苗について

(写真、ジュエリータワー)
ジュエリータワーの苗は幼苗と大株苗があります。(写真は幼苗です。)株の育ち具合により早いもので約1年半位で開花します。1年目で花を咲かせるか2年かけて花を咲かせるかは、葉の数で決まります。しっかりとした株を1年で作ると1年で咲きます。2年でより大きな株にしますと背の高い大きなジュエリータワーになります。
露地の植え込み

(写真、ジュエリータワー)
△露地に植えての育て方 幼苗を5月始めに植えて1ヶ月後( 6月10日撮影 )に幅約30pほどに成長しています。 
鉢に植え込み

(写真、ジュエリータワー)
☆鉢での育て方 幼苗を5月始めに8号鉢に植えて1ヶ月後( 6月10日撮影 )に幅約20pほどに成長しています。 
鉢に植え込み

(写真、ジュエリータワー)
苗を直接直径60pのワイン樽に植えてみました。1.5ヶ月後(6月10日健在)非常によく生育しています。水はほとんどやりません。乾いてきたらたっぷりと灌水しています。肥料はプロミックスのような固形肥料を周りに20粒くらいばらまいています。
露地の生育状況

(写真、グランブルー)
△露地に植えての育て方 グランブルーの場合も露地や鉢に植えて育てますがジュエリータワーほど冬に強くなく、鉢に植えて移動可能の方が良いと思われます。
大鉢での生育状況

(写真、ジュエリータワー)
★大鉢での育て方 約60pのワイン樽に5月の上旬に幼苗を植えて( 7月10日撮影 )2ヶ月目の状態です。葉の幅も樽いっぱいになっています。
ジュエリータワーの
冬越し状況


(写真、ジュエリータワー)
△露地に植えての育て方 1月中旬のある晴れた冬のエキュウムジュエリータワーの状態です。この後1メートルの積雪になりましたが多少の傷みはありましたが全て冬を越しました。 
開花直前の大鉢

(写真、ジュエリータワー)
★大鉢での育て方 昨年5月10日に植えてからちょうど11ヶ月めの( 4月10日撮影 )しました。花芽も付き花柱が伸び始めている状態です。植えて一年で花が咲きそうです。
開花中の大鉢

(写真、ジュエリータワーとグランブルー)
撮影13年5月1日 1年前に植えた樽のジュエリータワーも無事咲きました。
となりのグランブルーも同時に咲いています。露地植よりも若干背か低いよ
うですがほぼ満足しています。樽の直径が60センチですのでおおよその高
さは確認とれると思います。
開花中の露地植
ジュエリータワー
△露地に植えての育て方 ( 撮影13年5月25日 ) 昨年5月の10日頃植えました苗が冬を乗り越えこのような花が咲きました。高さは1.5メートル〜2メートル位です。 
露地植のルシカム △露地に植えての育て方 ルシカムは宿根草ですので冬ににるとほとんど姿が見えません。暖かい場所ですと葉などはそのまま冬越しします。春になると葉が出て花芽が伸びてきます。幼苗は花は咲きません最低1年間は生育管理が必要です。 
開花中の大鉢

(写真、ジュエリータワー)
★大鉢での育て方 13号大鉢に植えて育てたジュエリータワー写真のように5月中旬に開花しました。  
開花中の大鉢

(写真、ブルーキャンドル)
★大鉢での育て方 13号大鉢に植えて育てたブルーキャンドルは写真のように5月下旬に開花しました。  
開花中の鉢植え

ジュエリータワー
ブルーキャンドル
★大鉢での育て方 大鉢に植えて育てたジュエリータワーとブルーキャンドル(開花直前)は写真のように5月中旬に開花しました。  
現地撮影の
 グランブルー
☆鉢での育て方 1年目で花を咲かせるには幼苗をいきなり13号位の大きな鉢に植えて育てる方が水管理がしやすいことと根の張りが良くなることで株が大きくなり1年で花を付けることが多いです。鉢で管理した場合梅雨時期や冬の管理も移動ができるため、比較的たやすく管理できます。 
京都植物園での
 ジュエリータワー
■鉢植えと露地植を併用 8号鉢に植えたジュエリータワーの苗は今年の春には花は咲きませんでした。より大きな花を咲かせるため5月中に13号鉢と露地に植え替えました。  


エキュウムの用土について 
小粒のケイ石40%と鹿沼土(堅め)50%腐葉土又はピートモス10%の水はけのよい土を作ります。
露地植の参考例
上記写真のように東向きの軒下を花壇にしました。その理由は午前中は日に良くあたること、夏には午後からの西日が遮られ涼しくなること、冬は強い風から守られますし雪や雨にもそこそこあたらなくてもよく、ちょっと小高くして土を盛ってジュエリータワーを植えましたがご覧の通り、豪雪の新潟県(平野部)でも開花することができました。

◎ジュエリ−タワーの注意
 

湿度が高くなると病気が出やすくなるので観察しながら時々殺菌剤を散布する。
 葉の上から灌水を繰り返したりすると病気が出やすくなるため
葉に水をかけないように灌水する。
 
水を切らさないように注意、水を切らすと根にダメージが出て根が枯れてしまい、この為、後に葉の先が枯れたりして小さくなってしまいます。強く乾かすと枯れてしまいます。
 鉢が小さくなると根ぐされしますので、鉢が小さくなったら根をくずさず大きな鉢に植え替えます。

 
花柱が伸びてきたら支柱を立てて保護します、高いもので2メートルを越しますのでそれを計算に入れて支柱を用意します。

◎グランブルーの注意 
グランブルーはジュエリータワーよりも病気に強く作りやすい植物です。
 冬は極端な寒さに耐えられませんので冬には霜や北風には注意が必要です。

 
水を切らさないように注意、水を切らすと根にダメージが出て根が枯れてしまい、この為、後に葉の先が枯れたりして小さくなってしまいます。強く乾かすと枯れてしまいます。
 鉢が小さくなると根ぐされしますので、鉢が小さくなったら根をくずさず大きな鉢に植え替えます。


◎ルシカムの注意
 
通常の草花感覚で管理してください。
 花柱が伸びてきたら支柱をたてて保護します。

 
水を切らさないように注意、水を切らすと根にダメージが出て根が枯れてしまい、この為、後に葉の先が枯れたりして小さくなってしまいます。強く乾かすと枯れてしまいます。
 鉢が小さくなると根ぐされしますので、鉢が小さくなったら根をくずさず大きな鉢に植え替えます。


◎ブルーキャンドルの注意

 
病気等には強く育てやすい品種です。あまり肥料を与えずガッチリとした株を作ります。
 
花柱が伸びてきたら支柱を立てて保護します、高いもので2メートルを越しますのでそれを計算に入れて支柱を用意します。
 水を切らさないように注意、水を切らすと根にダメージが出て根が枯れてしまい、この為、後に葉の先が枯れたりして小さくなってしまいます。強く乾かすと枯れてしまいます。
 鉢が小さくなると根ぐされしますので、鉢が小さくなったら根をくずさず大きな鉢に植え替えます。